新型コロナウィルスの蔓延により2020年はリアルセミナーの数がかなり減りました。
代わりにオンラインセミナーを十数回実施しています。
そこで今回は同じようなオンラインでセミナー講師をしたり、テレワークで会議や商談をする方向けにわたしが実際にやってしまった失敗談、あったほうが良いと感じた機材、上手くやるためのコツなどをご紹介したいと思います。
わたし自身まだまだ試行錯誤中ですが参考になれば幸いです。
オンラインでのセミナー講師での失敗談
まずは実際にわたしがやってしまった失敗談を4つご紹介しましょう。
PCがフリーズ
まず初期に発生した失敗談をご紹介しましょう。
セミナー中にPCがフリーズして再起動を余儀なくされたのです。
主催者様が上手く立ち回って休憩時間としてくれましたので事なき得ましたが・・・
理由はおそらく下記ロジクールのポインターです。
通常のポインターは実際の光を当てる形ですからオンラインセミナーでは利用できません。
しかし、こちらは画面そのものをいじるタイプですからオンラインでも利用可能だったのです。
強調表示機能を使って背景を暗くし、スライドの一部に焦点を合わせるとか
拡大機能を使ってディテールを拡大
デジタルレーザーを使ってデータを正確に示すなんてこともできます。
リアルセミナーでフリーズになったことはありませんでしたが、ZOOMを通してだとPCやネット回線への負荷が大きかったようです。
次のオンラインセミナーからこちらのポインターの利用は辞めています。それ以降はフリーズなんてことは起こっていませんね。
ネット回線が安定しない
次に発生したのがネット回線が安定しなかったことです。
落ちてはいませんが、画面が乱れたり、声等が聞きづらくなってしまいましたね。
ネット回線は光ですし、通常はかなり高速なのです。
しかし、WiFiで飛ばしているため時間や周りの環境によっては安定しないということも発生してしまう・・・
そこで下記のメッシュWiFi用の無線ルーターに交換してみました。
メッシュWiFiでトライバンド、WiFi6対応という現在販売されている無線ルーターではかなり上位機種ですがおかげで以降ネット回線が安定しないということは起こっていません。
オンラインでセミナー講師をやるとかテレワークで会議が多い方はWiFi環境を整えると良いでしょう。
加湿しすぎて防火装置が鳴ってしまう
上記の2つの対策をしてからは機材的な問題は起こっていませんでしたが、最近もうひとつ失敗しています。
それは高性能な加湿器に変えてガンガン加湿しながらオンラインセミナーをしたことです。
加湿のしすぎで防火装置が火災と勘違いして「火事です」という放送が何度も流れてしまったんですよ。(防火装置の下で加湿器を炊いていた・・・)
完全にわたしのミスですがこういうことが発生しうるのもオンラインセミナーですね・・・
ちなみに変えた加湿器は以下の商品です。
加湿力と手入れのしやすさで評判は良いのですが、防火装置の下での利用は辞めましょう・・・
早く進行してしまう
最後は機材等の話ではなくわたしのセミナー技術の問題です。
リアルセミナーなら受講者の反応を見ながらゆっくり話したり、強調してしゃべったり、繰り返したりなんてことをします。
しかし、オンラインセミナーの多くの形式では相手がみえませんのでそのようなことはやりにくいです。
そのため、気づいたらセミナーが早く進行してしまうなんてことになっちゃうんですよ。
リアルセミナーで2時間丁度の内容でもオンラインだと1時間半くらいで消化してしまうイメージです。
オンラインセミナーでは通常よりもゆっくり進行するとか、セミナー内容の工夫も必要でしょうね。
リアルセミナーをやったことある内容ならそこでの反応を参考にしながら、オンラインセミナーでも強調したり、繰り返したりなんてことをするのが良いかもしれません。
オンラインセミナー時にあったほうがよい機材
次にオンラインセミナーやテレワークで会議や商談する際にあったほうがよい機材をご紹介しましょう。
マイク
まずあったほうが良いのは専用マイクです。
いろいろな方とテレワークで話す機会もありましたが、聞き取りづらいなんてことがよくあります。
PCに標準で付いているマイクはそれほど性能がよくありませんのでそのようなことが起こってしまうんですね。
専用マイクがあればそのようなことは起こりませんのでぜひ導入しておきたいものです。
ちなみにわたしが使っているのは以下
金額は安いですがこれくらいでもあるかないかで全然違いますのでおすすめですよ。
SHARE MV7に買い替え
追記:マイク買い替えました。
コンデンサーマイクだとどうしてもファンの音やキーボードの音など雑音が入ってしまいます。
そこでダイナミックマイクのSHARE MV7という機種を買いました。
簡単に違いを説明しておくと、コンデンサーマイクは感度がよく音が良い。その代わりに不要な音まで拾ってしまう。
ダイレクトマイクは感度が落ちるけど必要な音だけ拾うという違いがあります。
イメージとしてはコンデンサーマイクはミュージシャンの方が環境の整った部屋でレコーディングに使う、ダイナミックマイクはライブやカラオケで使うマイクと言う感じでしょうか。
PCで使う場合はUSBでお手軽に接続しやすいコンデンサーマイクを使う人が多いと思います。
Amazonなんかもみてもマイクの売れ筋はほとんどコンデンサーマイクですね。
SHARE MV7はダイナミックマイクなのにUSB接続も可能な機種で、利便性が高いんですよ。
それでいて声だけをうまく取ってくれるんです。
設定や環境次第ではバックで音楽流しても相手には聞こえないレベル笑
コンデンサーマイクとダイナミックマイクのどちらが良いのかは用途や環境次第だと思いますが、オンラインでのセミナーなどではダイナミックマイクのほうが向いている気がします。
音質はPCのスピーカーで聞くレベルではそこまで差はわからないと思いますが、雑音は気になりますからね。
なお、SHARE MV7は足等はついていませんので三脚かマイクアームなんかを別途用意する必要があります。
私は下記のマイクアームも合わせて導入しています。
ちょっとガチな感じになってしまいましたが、とても使い勝手はよいですね。
なお、本マイクについてはレビュー記事も投稿していますので合わせて御覧ください。
照明
もう一つが照明です。
こちらはなくてもOKですが、できればあったほうが良いものとなります。
あるかないかで写りがかなり変わるんですよ。
わたしが使っているのは以下のものです。
こちらも金額は安いですがあるかないかでかなり写りが変わりますね。
スペックの良いパソコン
また、ある程度スペックに余裕があるパソコンがほしいところです。
ZOOMで長時間配信するのは結構負担が大きいものとなります。
ですからある程度のスペックがあったほうが良いでしょう。
特にメモリの容量は大きいものを選びましょう。
わたしはiMac27インチで最大までメモリ積んでますね。
記憶装置もSSDにしています。
また、配信を考えると資料などもできるだけ軽くしたほうがよいですね。
2台目のモニター、iPad
個人的に重宝しているのが2台目のモニターとiPadです。
わたしは下記記事通り、デュアルディスプレイ化していますが、片方に配信中の画面、一つに参加者の画像やチャットなどを表示しています。
狭い画面だとそれをやると見にくいですから2台目のモニターはほしいところですね。
もう一つが実際の配信内容を確認する用のモニターです。
わたしはiPadで参加者側が見ている内容を表示しています。
iPadでなくてももう一つPCでもOKです。
自分が思ったように配信されていないケースもありますからこちらもあったほうが良いですね。
まとめ
今回は「オンラインでセミナー講師を十数回やってみての失敗談。対策と注意点。あったほうがよい機材をご紹介」と題してオンラインでセミナー講師する際やテレワークで会議や商談する際の話を見てきました。
やってみないとわからないことが多いと思いますが、ぜひわたしの失敗談を踏まえて取り組んでみてくださいね。
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