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イギリスの投資教育に対する本気度がすごい「LISA」始まる

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日本ではNISAや確定拠出年金という制度があります。また2018年からは積立NISAがはじまります。しかし、世界を見るともっともっとすごいのがでてきました。それがイギリスの「LISA」です。今回はこのLISAについてみていきたいと思います。

 

目次

LISAとは


「LISA」(Lifetime ISA)は2017年4月からイギリスで始まる制度です。18歳から40歳までの人がLISA口座を開設することで、年4000ポンド(約55万円)まで非課税で運用ができます。日本の積立NISAに似てますね。大きく違うのはここからです。毎年積み立てられた金額の25%がボーナスとして支給されることです。例えば満額の4000ポンド積み立ててれば25%の1000ポンド(約14万)がもらえるのです。日本の場合、非課税でお得ですよってのがNISAであり、税金が減りますよってのが確定拠出年金(iDeCo)です。それをさらにすすめてボーナスまで支給するとはすごいですね。ここのポイントは18歳から40歳までってところだと思います。若者に投資をしてもらいたい。イギリス政府の本気度が伺えますね。選挙を気にして高齢者へのバラマキばかりしている日本と大違いです・・・。まだ実際にどれくらいの人が始めるのかはわかりませんがさすがにこれだけ得だとイギリスの若者も大挙して始めるでしょう。

 

資金の引出しに制限

すごい制度のLISAですが1個だけデメリットがあります。それは資金の引出しに制限があることです。ちなみに引出し制限は日本のNISAや積立NISAにはありません。確定拠出年金は60歳まで引出しできません。

LISAが引き出しできるのは

  • 初めての居住用住宅の購入資金
  • 60歳以降の老後資金

となっています。このあたりは日本の確定拠出年金に近い感じですね。長期投資を促すことを考えるとこのくらいの制限はある方がよいのかもしれませんね。

 

ISAとは


LISAとは別にイギリスにはISAというのもあります。これは日本で言うNISAです。というかISAを真似てNISAを作ったそうです。こちらも本家イギリスはすごいです。制度は日本とさほど変わりませんが、年20,000ポンド(約278万円)も非課税で運用(2017年4月から)できます。日本がNISAで120万、積立NISAが40万ですので大きな違いですね。

 

まとめ


日本でLISAが始まっても私は年齢が超えており恩恵は受けれませんが、このくらい思い切ったことをしないと日本の投資マインドは高まらないのではないでしょうか?投資は実際に自分でやってみるのが一番勉強になります。投資教育としてLISAは本当におもしろいなって思います。ぜひ日本でも検討してもらいたいものです。

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この記事を書いた人

岐阜県岐阜市在住、美濃加茂市出身で岐阜県・愛知県を中心に活動させていただいている経営コンサルタント(中小企業診断士・社会保険労務士)。財務面のみならず、WEBマーケティング、人事、労務、価格改定、管理会計など経営全般の改善を行うコンサルティングを行っている。セミナーでは全国の商工会議所、商工会、中央会、法人会、各種団体、企業様などで、のべ700箇所以上、25,000人以上、47都道府県すべてで登壇実績があり難しい制度をわかりやすく伝えるセミナーには定評がある。また、金融系WEBサイトを新規で立ち上げ、企画から制作、運営まで一人で行い年間1,000万を超えるアクセスを集める人気サイトに育てるなど幅広く活躍している。

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