先日、愛用のiMacがお亡くなりになりました。(立ち上がらない)
どうやら下記の記事を書いたときと同じ症状でビデオカードが死亡したようです。
リコールになるような部品ですから変えても弱いんでしょうね。
>>保証切れのiMacが立ち上がらなくなった。しかしアップルの神対応により復旧
今回はあれから更に2年がすぎており特別対応の対象とならず修理の場合、7万円程度かかるとのことで新しいiMacを購入することにしました。
しかし、、ちょっとした問題が。
前回のときはバックアップ専用のハードディスクにすべてタイムマシーンでバックアップを取っていました。
しかし、今回は一部バックアップを取らずにiMacのハードディスクに残しているデータがあったのです。
外付けSSDで立ち上げするように変更した際に容量の関係で一部を本体のハードディスク保存としたのです。
どうやらその部分がタイムマシーンで保存する設定となってなかったのですね。
そこで立ち上がらないiMacからデータを取り出す方法を試してみましたので備忘録を兼ねて記事にしておきたいと思います。
iMacは分解が困難
iMacは他のパソコンと違いかなり薄く作ってあります。そのため分解するのがかなり困難になっています。
普通のパソコンであれば分解しハードディスクを抜き出し新しいパソコンに繋げるという方法が取れますが、iMacの場合はかなりの熟練を要するでしょう。
そもそもガワを開けるのも大変になっているんですよね・・・メモリくらいしか交換できないようになっているんですよ。
ターゲットディスクモード
そこで私がやったのが「ターゲットディスクモード」です。昔からMACを使っている人には当たり前ですが、iPhone登場とともにMACを使いだした方は知らない方も多いでしょう。
簡単に言えばMACを外付けハードディスクとして扱うためのモードです。
このモードに入るのはフォームウェアレベルなので立ち上がらないMACでもこのモードに入ることができます。(ハードディスクが壊れている場合は駄目でしょうが・・・)
ターゲットモードに入り方は簡単です。
ターゲットモードの入り方
「T」キーを押しながら電源を入れる
これだけです。
成功すれば画面にサンダーボルトマークが表示されます。(雷マーク)
あとはサンダーボルトで新しいパソコンと繋げばハードディスクとして認識させることができます
新しいiMacにはサンダーボルトがない・・・
ただし・・・新しいiMacの場合にはなんとサンダーボルトがなくなっています。ご注意ください。
正確にはサンダーボルト3はついているのですが、旧iMacはサンダーボルト2です。そもそもの接続端子が違って繋げないのです。
1万円位する変換ケーブルを使えば多分つながるのですが・・・
私の場合、もう使っていないMacBook airにサンダーボルト2がついていましたのでそことiMacを繋げることに成功。
ターゲットディスクモードになったiMacは普通のハードディスクと同様に扱えますのでデータを救出。
USBメモリで新しいiMacに移植完了して事なきを得ました。
まとめ
今回は「立ち上がらないiMacからデータを取り出す方法」と題してターゲットディスクモードをご紹介しました。
同様のことがあった方はぜひ使ってみてくださいね。
ちなみに新しいiMacは世代が2011から2017とかなり変わってますのでさぞかし早くなってるだろうなって思ってましたが、体感ではほとんど変わりませんでしたね。
元々SSDで立ち上げていたのが今回、フュージョンドライブ(SSDとハードディスクをうまく使うシステム)になったことが大きいのかもしれません。
(SSDは速く、ハードディスクは遅いため)
負荷がかかるような動画編集とかすれば違いがわかるかもしれませんが。。。
画面はだいぶ綺麗になっていましたけどね。
読んでいただきありがとうございました。