今週に入ってからGoogleがコアアルゴリズムのアップデートを実施しました。それによりGoogle検索の順位が大変動しています。
現在、日本のインターネット検索の大半がGoogleによるものですから影響はかなり大きいでしょう。
ちなみに私の運営している某サイト(現在月間100万PV)の順位も結構影響がありました。
記事によって大幅に上がったものもあれば、今まで不動の1位だったものが4位まで落ちてしまったり、検索から飛ばされたものもありました。
トータルで見ればプラスマイナスはほぼない感じでしたかね。
ただし、今までに経験がないほど変動幅は大きい感じがあります。前には健康アップデートで医療系のページがかなり大きく変動しましたが、今回はGoogleが同じく重要としているYMYL(Your Money or Your LIfe)に関連するページはより影響が大きかったようです。
そこで今回はGoogleがアップデートで検索順位が大変動したときどうすれば良いのかについて考えて見ましょう。
Googleのコアアルゴリズムのアップデート
Googleによるコアアルゴリズムのアップデートは定期的に行なわれています。今回のアップデートはGoogleによると3月12日に実施されたようです。
This week, we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see these tweets for more about that:https://t.co/uPlEdSLHoXhttps://t.co/tmfQkhdjPL
— Google SearchLiaison (@searchliaison) 2019年3月13日
だいたいこの手のアップデートが行なわれると1週間くらいは安定しませんので今週いっぱいは不安定な検索順位となるかもしれません。
Google検索を追いかけても無駄である
Googleでの検索順位は企業によっては収益に大きく影響します。SEO対策(検索エンジン対策)に力を入れているところも多いでしょう。そのため変動で大きく順位を落としてしまったときにページを治そうとする方が多く見受けられます。
しかし、それは逆効果になるケースも多かったりします。変動後しばらくは新規ページを投稿する以外はいじらないのがおすすめです。
現状のGoogle検索は200以上のシグナル(一説には1000以上とも言われる)を複合的に判断して順位付けしています。そのため複雑すぎて順位が落ちた原因を特定するのは不可能に近いのです。Googleの中の人も公式に無理だと言っていますね。
そのため、大変動で順位が落ちてしまったとしてもすぐに順位が戻るような魔法のテクニックは存在しません。
ちなみにそういうのにつけ込んだ電話でセールスしてくる怪しいSEO会社のサービスはほとんど効果がない詐欺ものだったり、一瞬だけ効果がでてその後はマイナスに働くものも多いですからお気をつけくださいね。
Google検索対策は急がば回れ
私が考えるGoogle検索対策の重要なポイントは以下の3点です。全部すぐにできることではありません。急がば回れで愚直に対応するしかないのです。
作法を守る
検索意図にあったページを作る
ページ全体の質を高める
検索意図にあったページを作る
中でもとくに重要なのが「検索意図にあったページを作る」ことです。
Googleを使う人は何かしらの意図や疑問を持ってその用語で検索しています。その検索して出てきたページを見ればその意図や疑問が解決するページを紹介するのがGoogleとしての最終到着点のハズです。もちろん今のGoogle検索はまだ完璧ではありませんが、Googleが今後目指している方向を意識することが重要でしょう。つまり、ユーザーが求める意図にあったページを作ることが大事なんですね。
そうすれば自ずとユーザーから喜ばれ引用されたりリンクが貼られます。それにより意味のある被リンクなんかも増えていくんですね。なお、自演リンクやリンクを業者から買うのは逆効果となる場合が多いのでお気をつけくださいね。
ちなみにヤフーのリアルタイム検索なんかを使うと自分のサイトや記事がツイッターなんかでどのようにつぶやかれているのかがわかって参考になります。
作法も重要だが・・・
もちろんそれだけでは足りない部分はあります。SEOの作法です。最低限の作法を守る必要があるのです。
ただし、SEO対策の専門家なんかでもこの作法のところだけで講釈垂れている人が本当に多いのでお気をつけください。
別にそれが間違っているわけではありませんが、あくまでも作法は200以上のシグナルあるうちの最低限のルールに過ぎないんですよ。
そこばかり追いかけても効果はそれほど見込めないでしょう。
中身のないページは削除も
ユーザーが求める意図にあったページを作る、それを意識していけばページ全体の質の評価も高くなります。そうなれば検索順位も上がりやすくなるでしょう。
また、私がやってきたSEO対策でかなり効果のあったのがほとんどアクセスがないゴミページを削除したりno indexとすることです。ページ数は減りますが全体の評価も上がったようで順位がかなりあがりましたね。
定期的に自分の順位、ライバル社の順位をチェックするのは重要
Google検索を追いかけても無駄と書きましたが、ぜひやっておきたいのが定期的に自分のサイトやライバル社の順位をチェックすることです。自分より上位のサイトと比較したり、変動をみることでGoogleが求めているものがなんとなくわかってくるものだったりします。
Google検索する
意識している検索ワードが少ない方はツールを使わなくても自分でGoogle検索すればチェックできます。定期的に確認しましょう。
ただし、最近のGoogleはユーザーの状況や興味により検索結果を変えていますのでシークレットモードにするのをお忘れなく。
GRCを使う
少しお金は掛かりますがたくさんの検索ワードやページの順位を確認したい場合にはツールを使うのがおすすめ。
まずはWEBサイト制作会社やアフィリエイターの間で多く使われているGRCというツールでしょう。
ボタン一つで登録したキーワードの順位を調べたり、グラフ化できてかなり便利です。
私も一時期つかっていましたね。ただし、WindowsのアプリですからMACではちょっと使いづらいんですよね・・・
ahrefsを使う
Macの方におすすすめはahrefsというサイトです。ちょっと高いのが玉に瑕ですが(笑)
こちらはネット上のサービスですからOSを問わず使うことができます。
私も先日から使い出しましたがかなり細かいところまで分析できます。
ドメインレーティング(ドメインパワー)という眉唾な指標から被リンク数、参照ドメイン、キーワードの順位動向など様々な角度から分析できます。
高いですが充分に元は取れそうです。
ちなみにahrefsはちょっと高いですがafbの無料会員になってからそちら経由で申し込むと10%割り引かれる特別限定プランというのもありますよ。
まとめ
今回は「Googleアップデートで検索順位が大変動。そんな時どうする?。」と題してGoogle検索についてみてきました。
内容を簡単まとめるとこんな感じです。
Google検索対策は急がば回れ。ユーザーが求める意図にあったページを作ることが大事
なお、今回のグーグル大変動とは関係ありませんが、当サイトは近々大リニューアルをいたします。
リニューアル中はアクセスできなくなるなどご不便をおかけいたします。
といってもWordPressのテーマを新しいのに変更するだけなんですけどね(笑)
現在のテーマだと下記の記事のときには問題ないレベルまで改善していた速度が、Google側の計測方法の変更でかなり落ちてしまっているんですよ。
また、先日からGoogleサーとコンソールやGoogleスピードの計測が大きく変わっています。
具体的には「ウェブに関する主な指標」が新たに登場しているんですよ。
今後はそれも重要な要素となってくる可能性がありますね。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。