前回の「wpXレンタルサーバーからwpXSpeedへ移行をしてみた。本当に速いのか?」に続いて今度はエックスサーバーからwpXSpeedへ移行してみましたの記しておきたいと思います。
私が契約してたエックスサーバーもwpXレンタルサーバーも今回新しく乗り換えをするwpXSpeedも運営しているのは同じ会社なのですがコンセプトがかなり違うサービスです。
特にwpXSpeedはWordPress専用でワードプレス表示速度国内NO1を謳っています。
そもそもエックスサーバーはワードプレスにしかつかっていませんでしたのでちょうど良いのがでた・・・って感じなんですよ。
今回は多くの人が使っているエックスサーバーからwpXSpeed乗り換える価値はあるのか?について見ていきます。
エックスサーバーからwpXSpeedへ移行
まずはエックスサーバーからwpXSpeedへ移行について見ていきましょう。
意外なほど簡単でした。
エックスサーバーからは契約移行機能が使えない
前回の記事にした「wpXレンタルサーバー」から「wpXSpeed」へ移行する際には契約移行機能というサービスがありました。
wpXレンタルサーバーからwpXSpeedへ移行する際に、「wpXレンタルサーバー」の残りの契約期間分のご利用料金に相当するクーポンが発行され無駄にならないよってサービスです。
同じ会社のサービス同士ですから救済措置が出た感じですね。
しかし、エックスサーバーから「wpXSpeed」に移行する際にはそのようなサービスを利用することはできません。
エックスサーバーも同じ会社なんですけどね。
wpXSpeedは実質的にwpXレンタルサーバーやwpXクラウドの後継サービスですから実現できたそうです。
エックスサーバーはwpXレンタルサーバーやwpXクラウドなどと違いWordPress以外にも利用できますし、現役サービスですから適用されないよとのこと。(サポートに確認済)
これはかなり残念ですね・・・
実は、エックスサーバーの契約は昨年、36ヶ月契約で更新をしていましたのでまだ2年くらい残っているんですよ(笑)
エックスサーバとwpXSpeedの価格差
次にエックスサーバーとwpXSpeedの価格について見ておきましょう。
エックスサーバーの一番安いプランはX10プランは1月1,000円(税抜)です。
対してwpXSpeedは一番安いプランで「2円/時」です。
時間単位課金となっているんですよ。
ただし、上限が設けられており最大で月額1,200円(税抜)となります。
少しwpXSpeedの方が高くなっています。
これはサービス面の大きな違いが大きいでしょう。
特にリソース確保でこの価格は他と比べてもかなり安いです。
wpXSpeedはリソース確保
簡単に言えばこんな違いです。
エックスサーバーはみんなでサーバーを仲良く使いましょうね。
wpXSpeedはみんなでサーバーを使うけど君の場所はここだけね。
って感じです。
wpXSpeedは契約ごとにリソースが確保されているので他の人の影響を受けにくい仕組みとなっています。
対してエックスサーバーは他の人の利用状況によっては影響を受けるケースがあります。(むしろ私が影響を与えてた側でしたが。。。)
この点が大きいと思われます。
また、他にも次世代接続インターフェースNVMeを採用するなど機材の性能なども上がっているようです。
急なアクセスがあればプランを自動的に上げてくれるオートスケール機能なんかも便利ですね。
WordPress簡単移行
次はサイトの移行の話です。
wpXレンタルサーバーもwpXSpeedも同じエックスサーバーが運営していますが、サーバーが変わりますから移行作業が必要となります。
通常、サーバーの移行は結構面倒ですが、wpXSpeedではかなり簡単に移行できる仕組みが提供されています。
こちらはwpXレンタルサーバーからの移行と同様にwpXSpeedのサイトにある説明書の通りにやるだけで簡単に移行が可能でした。試していませんが、エックスサーバー以外の他のレンタルサーバーからの移行も同様だと思われます。
ただし、PHPのバージョンやWordPressのバージョンには制限がありますのでお気をつけください。
流れとしては以下のとおりです。
実際の自分の作業時間としては10分ないくらいですね。(移行自体は時間が掛かります)
WEBサイトが見れなくなる時間もありませんでしたしサービス名に嘘偽りなくかなり簡単でしたね。
注意点もwpXレンタルサーバーからの移行とほぼ同様です。
ただし、SSL証明書のエラーは今回でませんでした。
移行時の注意点
基本的にスムーズに進行しましたが、少しだけ問題となる可能性がありますので書いておきましょう。
移行されないものがある。
「.htaccess」「ads.txt」は移行されませんのであらかじめコピーするなどしておきましょう。
私は予め保存しておいたものをFTPでアップしました。
しばらくは更新を控える
DNSを切り替える際にはタイムラグが発生します。
そのため、DNSを変更後しばらく(24時間くらい)は更新等は控えるのがおすすめです。移行後しばらくはどちらのサーバーに書き込まれるのかわからないんですよ。
エックスサーバーからwpXSpeedへ移行して速度はどうなったか?
それではエックスサーバーからwpXSpeedに移行して速度は実際どうなったのでしょうか?
結論から言えば
前回のwpXレンタルサーバーからの移行時に掲載したグーグルスピードもGTmetrixもThink with Googleもほとんど変化なしです。
グーグルAnalyticsのサーバー応答時間もほとんど変化なし・・・
価格が上がっていますので微妙な状況です。
リソース確保が影響?
これはおそらくですが、リソース確保の影響がある気がします。
前述したように
○wpXSpeed:みんなでサーバーを使うけど君の場所はここね。
私の契約しているエックスサーバーの同じサーバー利用者をみるとアクセス数は1位、2位、3位とも私のサイトでした。(IPアドレスで検索ができます)
同じサーバーにたくさんのサイトが同居していましたが、あまり負担の掛からない方ばかりだったのです。
それをシェアしての利用でした。
つまり、私のサイトが負担を掛けていた側だったのです・・・
対して、wpXSpeedはリソース確保されて自分の領域しか使われませんので、メモリなどの負担がエックスサーバー時よりあがっているのかもしれません。
wpXSpeedではリソース利用状況を見ることができます。
それを見ると実際にメモリなどの使用率はそこそこ高くなってしまっているんですよね。(高いプランにすれば解決)
ただし、Xサーバーには使用率を見る機能がなかったので単純な比較はできませんが・・・
wpXSpeedは次世代接続インターフェースNVMeを採用しているなどその他の機能の性能が上がっていますので、それでプラマイなしという感じなのでしょう。
今までが恵まれていたってことなんでしょうね・・
あくまで勝手な推測ですけどね。
実際に速度データをみてもスペックの割に何も変わっていないので・・・
ただし、エックスサーバーも同居サイトを自分で選べるわけではないですから、リソース確保はありがたい仕組みではあるんですけどね。
人気サイトなんかが同じサーバーに同居している方は早急に移転を検討してもよいかもしれません。
追記:プランが上がったら少し速くなりました
先日、サーバーが高負荷になるとプランが自動的にあがるオートスケール機能が働いてプランが一つ上がりました。
それ以降のAmazonアナリティクスのデータを見るとサーバーの平均応答時間が0.1秒程度下がっているようです。
当面そのままのプランで行こうと思います。
価格はだいぶ上がってしまうんですけどね(笑)
前述のようにリソース確保が原因でそれほど速くならなかったという説がより有力になりました。
まとめ
今回は「エックスサーバーからwpXSpeedへ移行をしてみた。乗り換える価値はあるのか?」と題してエックスサーバーからwpXSpeedへの移行について見てきました。
今回計測したところ私の環境ではエックスサーバーとwpX Speedではほとんど速度差がでませんでした。
前回見たようにwpXレンタルサーバーからだと差がでましたので、wpXSpeedは速いサーバーに間違いはないんでしょうけどね。
今までが恵まれすぎていたのかも知れません。
次回は万人にオススメはできませんが個人的に本命と考えているKUSANAGI+ConoHa VPSを実験中ですので記事にしたいと思います。
wpXSpeedについて詳しくはこちらからどうぞ
ちなみに今なら15日間全プラン0円です。キャンセルもOKなので実験も可能ですよ。
最後まで読んでいただいてありがとうざいます。
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